せどりとは?転売とは違うの?
副業のことを調べると必ず出てくるのが、せどりという副業です。せどりの言葉の由来は本の背中のタイトルを見て仕入れていることと言われています。せどりは安く仕入れて高く売るのが基本です。つまり、転売との違いはまったくないと考えていいでしょう。昔はせどりもジャンル分けされており、おもちゃを専門にしたホビーせどり、CDせどり、家電せどりなど各々区別されていましたが、今現在ではまとめて「せどり」と呼ぶようになっています。
せどりは完全在宅も可能
せどりには扱う商品によってジャンル分けされていますが、やり方としては2種類存在します。お店に行き、商品を仕入れる方法が一つ。もう一つはインターネットのショッピングサイトで商品を仕入れる方法です。つまり、後者の方法であれば完全在宅も可能ということになります。
副業を完全在宅でやるメリットは時間の有効活用
副業で収入を稼ぐ場合、当然ですが相応の時間を使います。完全在宅でできる副業の場合、移動時間や外出準備などの時間を割くことが可能です。社会人の方なら理解できるかと思いますが、出勤の準備は大変なものです。特に女性の場合は化粧の手間もありますので、男性よりも割く時間が多くなります。そこで完全在宅でできる副業なら充てる時間の削減が見込めます。
しかし、完全在宅よりも現地調達のほうがいい場合もある
商品を仕入れることが、せどりの作業の一つであり重要な作業です。完全在宅の場合はインターネット上で販売されているものを購入することになります。現地調達の場合は店に行くので、交通費や時間を使うことになります。一見するとインターネットですべてしたほうがいいと感じることかと思います。
しかし、現地調達のメリットはその場で商品の状態を知ることができること、発注量に応じて直接の値段交渉ができる事です。特に値段交渉は利益に直結します。たとえば10万円の商品を見つけて、せどりで15万円で売れると仮定します。もし10万円の商品を交渉によって8万円で仕入れることができれば、交通費と使用した時間のペイはできるでしょう。どちらにもメリットがあるので、自身の状況を踏まえて検討してみましょう。
せどりで必要なアイテム
せどりはパソコンやスマホがあれば簡単にできるとよく言われますが、こまごまとしたアイテムも必要です。どのようなものが必要か見ていきましょう。
専用アプリ
スマホを使ってせどりをする場合は欠かせません。多くのアプリでは商品の検索やバーコード読み込みが可能です。有料のものも存在しますが、最初は無料のものを使うのがいいでしょう。使い勝手は個人差がありますし、最初から無駄な経費をかける必要もありません。
バーコードリーダー
専用アプリでもバーコード読み込みが可能ですが、使用しているスマートフォンによっては処理が遅い場合もあります。せどりは時給ではなく、売り上げが収入に直結します。少しの時間も無駄にしたくないのであれば、処理の早いバーコードリーダーに頼るのがいいでしょう。バーコードリーダーは手のひらサイズのものもありますので、間違ってもお店にあるような巨大なものは購入しないようにしてください。せどりの流れをある程度理解して、目標収入に達成するために必要と判断したときに購入するのがいいでしょう。
撮影ブース環境
せどりで販売する場合、写真を撮って顧客にアピールする必要があります。その際に撮影ブースがあるとないとでは、購買率がまるで違ってきます。撮影ブースは敷き紙、プラ板などを使ってカメラ撮影方向以外の四方八方を囲って作ります。専用のライトを使えば、より魅力的な商品としてアピール可能。専用キットは5000円の相場ですので、購入を検討してみてもいいでしょう。
各種消耗品
セロハンテープやぷちぷち、はさみ、段ボールなど商品を梱包するときに必要になってきます。意外かもしれませんがAmazonなどに出品する際はバーコードを張る必要があります。ラベルシール(簡単にはがせるもの)も忘れないようにしましょう。
せどりで売れるものってどんなものか?
せどりで売れるものを知ることで効率的に稼げるようになります。どんなものが売れるものなのか見ていきましょう。
レアや限定アイテム
ファンが探しても見つからないようなアイテムは保存状態さえよければ、間違いなく売れます。他にもテレビで紹介された限定アイテムを素早く仕入れれば、こちらも商品付加価値がついて利益を出すことが可能です。
地方限定アイテム
全国的に販売されていないアイテムも、モノによっては付加価値が生まれます。たとえば東京ディズニーランドでしか売っていないアイテムがあるとします。地方に住んでいる方が欲しいと思っても、交通費を考えると手が届かないこともあるでしょう。そんな時に自身で調達することができれば、購入した値段の2倍、3倍以上の値段で販売することも可能です。地方限定アイテムは色々ありますので、チェックしてみましょう。
季節に合わせたアイテム
基本的に需要が高まれば、価値が上がるので値段は上がります。たとえば夏であればクーラーや扇風機などのアイテムの需要が高まります。季節に合わせた商品を仕入れて販売することで、効率的に稼ぐことが可能です。
せどりはどのくらい稼げるのか?
何時間やればこれだけ稼げるという保証はありません。一日作業したのに0円ということもあり得ます。しかし、せどりで成功している方は月収100万円以上を達成している方も存在します。最初は個人で開始し、事業規模を大きくしてバイトを活用して利益を拡大しています。最終目標として設定してみると、モチベーションも上がるでしょう。
まとめ
せどりは副業の中でも開始しやすい部類です。必要なアイテムもありますが、最初は経費を可能な限り抑えて、どんな流れかを自身で体感するのがいいでしょう。習うより慣れよという言葉もある通り、まずは実践してみることです。その一歩が大きな一歩につながるかもしれません。