サラリーマンでもできる副業が増えているため、「自分も副業で副収入を得たい!」と考えるサラリーマンが増えているようです。
副業は、手軽に始められるものもありますが、資金を必要とするレベルのものもあります。融資といえば、脱サラして起業するときにつきものですが、副業のために融資してもらうことは可能なのでしょうか?
サラリーマンの副業でも融資を受けることはできる
いきなりですが、まずは結論を述べましょう。サラリーマンの副業でも、融資を受けることは可能です!一昔前と比べて、国が副業や企業を推奨していることもあり、ハードルが低くなっています。
時間が拘束される副業の場合は厳しい
ただし、あくまでも「副業」のレベルに留まっていなければなりません。在宅ワークではありませんが、飲食店のように店舗を構える副業は、本業を脅かす時間拘束になるため、融資は厳しいと考えてください。サラリーマンでも融資してもらえる副業は
ネット広告収入
太陽光発電
インターネットショッピング
などが挙げられます。副業に興味がある人たちは、この辺りから考えてみてはいかがでしょうか?
副業用の融資をしてもらうためのポイントは?
副業用の融資をしてもらうためには、いくつかのポイントを押さえておかなければなりません。それは、次のようなものです。
計画性
副業の稼ぎから借入金を返済する以上、計画性が大切です。そのため、計画書を作成しなければなりません。法的な書き込みをする必要があるので、弁護士や経営コンサルタントのサポートを受ける必要があります。
返済の見込み
これが、最も重要なポイントと言っても過言ではありません。返済の見込みがつく副業をアピールできなければ、融資は100%受けられないでしょう。
返済の見込みをアピールするためには、計画書以外にも様々な書類が必要になります(決算書など)。「お小遣い程度に稼げればいいや」という意識ではなく、「本業の会社を立ち上げる!」ぐらいの気持ちで臨んでください。
自己資金の有無
自己資金が全くない状態で融資を申請しても、通過する可能性はほぼ0%です。自己資金のない状態での融資申請は、計画性がないと思われてしまいます(事業開始前の準備期間で、ビジョンを立てなかったと判断されます)。
具体的にいくらあれば良いのかはケースバイケースなので、ここで説明するのは難しいです。ただ、あるに越したことはないので、コツコツ貯金しておきましょう。
本業になる可能性があるか
副業は、「本業の片手間で稼ぐ」目的で始められるのが一般的ですが、融資が必要なレベルの副業は、「いずれ本業になり得るか?」が重要視されます。ですから、「将来、脱サラするために副業を始めたい」という姿勢が伝わらなければなりません。
本人が中心になって業務しているか
副業は、必ず融資を希望している本人が中心になって運営していなければなりません。
「資金調達だけ自分がやって、後の業務は他人に丸投げしよう」というビジネスモデルは敬遠されます。
投資目的は融資してくれない
一言で副業といっても、その中身は大まかに3つに分かれています。それは、「アルバイト」「ビジネス」「投資」の3つ。
このうち融資が認められているのはビジネスだけです。”投資”は、株式やFXがあげられますが、これらは不確定性が高いため、副業とみなされていません。
融資を受ける際にするべき準備や心構えとは?
前述したように、副業用に融資を受けるためには、計画書の作成などを準備しなければなりません。ここからはそれ以外の概要も含めて、もう少し掘り下げてみたいと思います。
どこから融資を受けるのか決めておく
融資を受けるとなれば、日本金融政策公庫や銀行、信用金庫などが選択肢に上がります。行いたい副業の内容によって、向いている融資先が変わってくるので、じっくり選びたいところです。それぞれの融資先のメリットやデメリットをリサーチして、慌てずに選びましょう。
応募要項や、過去の融資先の傾向などを情報として頭に入れれば実際の面接の際もスムーズにことが運ぶでしょう。
積極的に相談する
前述したように、それぞれの融資先にはメリットやデメリット、得意分野があります。情報を事前に知っておかなければならないのですが、ネットリサーチだけでは情報収集に限界があります。
検討したい融資先にアポを取って、相談に乗ってもらってください。お金のこと、必要書類のことなど、気になることは徹底的に質問しましょう。そのときに、面倒くさがらずに説明してくれる融資先を選べれば、ベストです。なるべく複数の機関と言葉を交わして、選択肢を増やした方が失敗が少なくなります。
専門家の協力を仰ぐ
前述しましたが、融資を受けるためには様々な書類が必要です。「書類作成は勉強しながらゆっくりやれば大丈夫」とたかをくくり、一人でチャレンジする人もいます。もちろん、それで乗り越えられれば良いのですが、現実はそんなに甘くはありません。
本業をこなしながら書類を揃えるのは至難の技なので、必ず専門家の協力を仰いでください。例えば、弁護士、経営コンサルタント、税理士などです。
最短距離で融資を受ける可能性が高まりますし、融資を受けた後にトラブルが起こっても相談に乗ってもらえるので、費用面を除きデメリットはありません。
まとめ
今回は、「サラリーマンでも副業するための融資を受けることはできるのか?」をメインテーマにお届けしたのですが、いかがでしたでしょうか?
サラリーマンでも副業目的で融資を受けることは可能です。今現在、将来、本業にしたい副業プランがある人は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
副業が軌道に乗れば、雇用にとらわれない働き方ができるため、人生の見え方が大きく変わってきます。「就職に失敗した」と嘆いている人でも、人生を再出発するきっかけになるかもしれません。