サラリーマンだけを一生涯やり続けるような勤務形態が段々と減りつつあることはご存知でしょう。
インターネットが普及したこともあり、”働き方改革”と一般的には呼ばれていますが、政府は労働法の改正に着手しています。
器用な人ならば、副業でありながら本業と変わらない収益を上げることもあります。今回は副業としてバイトするなら、どういったものがおすすめなのかをいくつか紹介していきます。
1.講師業
講師業と聞けば「自分には資格もないし、人を教えるなんて大それたことは無理…」と尻込みしてしまう人がいるかもしれません。しかし資格がなくても、人より得意な分野があれば、講師としての収入を得ることが可能です。
例えば最近、注目を集めているサイタは、カメラ、編み物、ギター、カラオケ、外国語、小説、漫画などをはじめ300種類以上のレッスンジャンルがあります。バラエティー豊かです。
面接に合格して講師登録を済ませられたら、あとは受講者から「レッスンを受けたいのでよろしくお願いします!」といった声がかかるのを待つだけ。
レンタルスペースや喫茶店などでも受講できるため「会社帰りの人でも気軽に利用できる」と好評を博しています。
こうした形態の講師業は元手がかからないというメリットがあります。もし初期投資が掛かるようであれば、それを回収しないと儲けるどころか赤字になってしまいます。しかし自身が培ったノウハウさえあれば、無料で教えることができるのです。
勤務が終わったあとの時間帯や、休みの日などの空いた時間を有効活用することで、副収入が見込めます。好きなことを教えてお金をもらえるのなら、ストレスもないでしょうし続けやすいバイトといえます。
またWebカメラなどを利用する形式の在宅講師も可能ですので、柔軟な働き方を求める人にも推奨しやすい仕事です。
2.Webライター
ライターと聞けば紙媒体を連想する人もいることでしょう。しかし長期的に続いている出版不況は一向に回復の兆しが見えません。以前であれば電車の中で小説や漫画などを読む人が多くいました。
しかし今はほとんどの人がスマホを操作しています。彼らがよく読んでいるのは、Webライターが書いた記事です。
紙媒体の衰退と反比例して、Web業界は活性化しています。ランサーズ、クラウドワークス、サグーワークスなどにライター登録を済ませるだけで、すぐにお仕事を始めることも可能。主婦層が隙間時間にコツコツとライティングを続け、月に5万円以上稼ぐというケースも珍しくありません。
信頼度が上がればライターからディレクターへスカウトされることもあります。また構成案を考える仕事を託される可能性も、決してゼロではありません。パソコンとネット環境さえあればすぐにチャレンジできるWebライティングは、参入しやすい業界と言えるでしょう。
3.農業
農業は自然と触れ合いながらお金を得られるため、ここのところ注目を集めているバイトです。「週末農業」という言葉がある通り、週に一度か二度の作業で育つ作物もあります。
就労者の高齢化の影響もあり、慢性的に人材が不足しているのが農業の世界。もし若い人で「バイトをしてみたい!」という人がいれば、引く手数多でしょう。
初心者の人はノウハウを身につけた上で、土地を自らレンタルし農具を買いそろえるのもおすすめです。最初に農作物の選定さえ間違わなければ、数年に渡って安定した収益を上げることもできます。
もし自宅の庭などで使用できる土地が余っている人は、農業に特化させた環境へと作り変えてみてはいかがでしょうか。
4.コールセンター
コールセンターのバイトは土日のみのスポット参戦ができるため、融通が利きやすいという特徴があります。
大まかに分類すると、電話を受ける専門と電話をかける専門があります。電話を受ける方の業務は、クレームを受けることが多くそれがネックではありませんが、嫌なことを上手に聞き流すスキルがついたり、メンタルの鍛錬が期待できます。
また電話を使って話をするため、きちんとした受け答えや言葉遣いなどを習得可能です。
企業によっては出来高制を設けているところも。バリバリと仕事ができる人ほど、短時間で稼ぎやすくなります。
臨機応変な対応が求められることも多いのが、コールセンターの業務。一生懸命頑張れば、お金が稼げるだけでなく機転が利く人間に成長できる環境が整っています。
出社しなければいけないイメージが強い仕事ですが、在宅で働けるコールセンターも存在します。研修を受けたあと業務に入る点など、勤務場所以外は通常のコールセンターと変わりがありません。
5.データ入力
タイピング速度に自信があるという人には、データ入力がおすすめです。ライティング業務にはある程度の文章力が求められますが、データ入力であれば数値などを打ち込むだけ。作業自体は極めてシンプルです。
始めるためにはインターネット環境や文章を作成するためのソフトが必要となります。WordやExcelを使用した作業が主となりますので、これらは事前にマスターしておきましょう。
必須ではないのですが、シュレッダーがあると業務で使用した書類などを処理することができます。機密情報を取り扱うこともありますので、あるに越したことはないでしょう。
隙間時間を有効利用できるため、主婦層に人気がある副業バイトです。
6.アフィリエイト
アフィリエイトという言葉を耳にしたことがあっても、きちんと説明できる人は少数かもしれません。アフィリエイトとは、ブログやホームページに広告を設けて、商品などの宣伝をすることを指します。
お金の流れについて説明しましょう。広告費は企業から出ています。それらが仲介業者の手に渡ります。アフィリエイトで収益を出したい人が、ブログやホームページに広告を掲載。もしそれらの広告から購入する人が出たら、売り上げのいくらかが仲介業者から広告設置者へと支払われます。
知識やスキル、継続性などが求められるため、「アフィリエイトを始めた大半の人は離脱する」といわれています。シビアな世界ですが、当たると大きな儲けを出すこともできます。
まとめ
5つの副業バイトについて解説しました。割ける時間や業務内容によって、選べるものがおのずと絞られてくることでしょう。
もし「これなら自分にもできそう!」と思えたものがあれば、ぜひ前向きに検討してみてください。