ギャンブルといえば胴元が儲けて、ユーザーが損するというのが多く人の抱くイメージ。しかし競馬は買い方を工夫すれば儲けることが可能です。パチンコであれば店側が収益をある程度コントロールできますが、競馬はユーザーが自由に購入する馬券を選べます。
パチンコ台と違って、競馬は運営側がコントロールできません。今回は副業として馬券を買い続け、儲ける手法について解説します。
競馬で1億円以上儲けた男
2012年にある裁判が注目を集めました。大阪府に住んでいる男性が馬券による所得の申告を怠り、刑事裁判にまで発展したのです。彼がトータルで購入した馬券金額は28億7000万円。得たお金は30億1000万円。実に1億5000万円もの利益を出していたのです。
この裁判の争点は「外れ馬券は必要経費に該当するのか?」でした。最終的に男性側の主張が認められたものの、最高裁まで争うことになったこちらの裁判を知り「競馬ってやり方次第で儲かるんだ」と思った人が増えたようです。
馬券の種類を知ろう
JRAで買える馬券はかなり種類が豊富。一着二着の順番を予想する馬単、一着二着の組み合わせを予想する馬連、枠の組み合わせを予想する枠連、一着二着三着の順番を予想する三連単、一着二着三着の組み合わせを予想する三連複、一着に来る馬を予想する単勝、三着以内に入る馬を予想する複勝などがあります。
また5つのレース全ての一着馬を予想するWIN5は配当が大きいことでも有名。これまでに1億円以上の馬券が10回以上飛び出していることから、一攫千金を狙う人が後を絶ちません。
狙うは人気馬券かそれとも大穴馬券!?
WIN5ほどでないにせよ、高い配当が期待できる馬券があります。一着二着三着の順番を正確に当てる三連単。こちらの馬券は過去に2千万円を越える配当が過去に5度以上出ています。たった100円で2千万円を当てられたら利益率は抜群。しかしこれらの馬券は一年に数度出るか出ないか。つまりずっと買い続けたとしても、全く当たらない可能性も高いのです。
副業で競馬をしたいと考えるなら、人気馬を狙うのがおすすめ。期待した馬が三着までに入ればいい複勝は、オッズこそ低いものの高確率で当てられます。倍率が1.3倍の馬に1億円賭けられるなら、3千万円の利益が出ます。そこまでの軍資金がある人は、副業で競馬をしようと考えないかもしれませんが、回収率を重視するなら、高確率で当たる馬券の見定めが肝心です。
データを重視すべき?
レースによって堅いものと荒れるものに分かれます。例えば競走馬の背負う重量が異なるハンデ戦は、総じて荒れやすい傾向にあります。
反対に競走馬が十頭程度で力関係がはっきりしているG1のステップレースは、紛れが少ないため低いオッズで決着しがち。こういったデータを無視して馬券を買い続けると、どんどん負けが続きます。
競馬は統計学です。競馬四季報などの情報誌を買い、読み込むことで勝率を上げることができます。
自信がない際は馬券を買わずに見送ることを「ケンする」と表現しますが、ケンできるか否かによって勝ち負け(収益)が大きく変わります。
頭に血が昇りやすい人は、買い方がそのときによってブレやすいため収益も安定しません。理性的な判断ができる状態をキープし、データを頭へインプットしておくことこそが大切なのです。
毎回上位に来る馬を見つける!
社会現象にもなったディープインパクトは、国内で走った13のレースで1度しか敗北を喫しませんでした。
負けたといっても二着ですから、13走全てが馬券圏内です。一着と二着、もしくは一着二着三着を当てる馬券であれば、相手を予想する必要があります。しかし単勝や複勝であれば、上位に来る一頭を選ぶだけでOK。もしディープインパクトの走るレース全ての単勝と複勝を買っておけば、ある程度の儲けが出ていたはずです。
ディープインパクトのような最強馬ではなくて、ビワハヤヒデ、ヒシアマゾン、ダイワスカーレットといった二着までには高確率でやってくる馬がいます。そうした馬を見つけて単勝と複勝をずっと買い続けるのは、かなり有効な作戦です。
ただし馬の調子にはピークがあります。調子を崩したと感じたら、一旦は馬券の購入をストップし様子を見ましょう。
競馬場に行く必要はなし!在宅で購入が可能
競馬ブームが去ったことも関係していますが、競馬場へ足を運ぶ人が昔よりも減少しています。パソコンやスマホを使っての即PATでの馬券購入が可能になったことが、入場者数減少の要因であると推測されています。
三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ジャパンネット、楽天銀行、住信SBIネットゆうちょ、りそな銀行、埼玉りそな、これらのいずれかの口座を持っていれば、すぐにサービスに加入可能です。
リアルタイムのオッズ確認も無料でできるため、即PATは大変便利なサービスです。競馬を副業にしたいと考えている人はぜひ利用しましょう。
まとめ
お金を稼ぐということを一言で言い表すなら、「労働をする」ということです。それまで競馬を趣味的に続けてきた人は、考え方を改めなければなりません。「好きな馬を応援する」という発想を捨てて、勝ちそうな馬の馬券を買うことに徹しましょう。
趣味がひとつ減るかもしれませんが、その分、安定した収益を上げれるようになった際の感動はひとしおです。興味のある方はぜひ副業競馬道を極めてください。