在宅での副業ができれば隙間時間を有意義に過ごせますし、ちょっとしたお小遣い稼ぎにもなります。今回は副業としてのウェブデザインをテーマに語ります。デザインと聞けば「特別なテクニックが必要で選ばれた人にしかできない」といったイメージを抱く人もいるでしょう。しかしそんなことはありません。なぜ在宅での副業でウェブデザインがおすすめなのかその理由を含めて説明していきます。
デザイナーには天賦の才が必要?
デザイナーとはデザインに関する業務を行う人のことを指します。デザインという言葉から、先天的な創造性、芸術性などを持っていなければ成り立たないといった印象を受けるかもしれません。確かにクリエイティブな作業ではあるものの、デザイナーは芸術家ではありません。しっかりと基礎的なことを学べば、誰でもチャレンジすることが可能な分野です。
ウェブデザインってどんな仕事?
まずはウェブデザインが何を行うかを知ることから始めましょう。おおまかに工程を分けると「企画」「ワイヤーフレームの作成」「デザインカンプの作成」「コーディング」の4段階となります。これらを全てひとりのデザイナーが請け負うケースは、ほとんどありません。基本的に誰かと分担して行うと考えて間違いないでしょう。
企画
何事においてもどういった企画なのかというのは、とても大切です。企画が全体の肝を握っているため、そもそもの企画自体が成り立っていなければ関わる人が路頭に迷いかねません。「ウェブサイトの利用者はどういった層なのか?」といったペルソナをきっちり決めることで、進む方向が見えてきます。ペルソナが決定すれば、どういったアプローチをすればいいのかを明確にできます。
ワイヤーフレームの作成
どのようなレイアウトになるのかを決める作業です。この段階で事細かに決定しておく必要はなく、おおよそで構いません。ノートなどへ書き込む人もいれば、フォトショップなどのソフトを使って作成する人もいます。各々のやりやすい方法を選択しましょう。
コーディング
JavaScriptやCSS3、HTML5などを使用しながらコーディングをしていきます。慣れるまでは上手くいかずにイライラすることがあるかもしれません。しかし辛抱強く作業を続けることで、確かなスキルが身についていきます。不明な点が出てきた場合は、ウェブで調べればある程度の解決策は見つかります。全工程の中でコーディングが一番の踏ん張りどころとなります。一度でも完走しきることができれば、それが自信となり次回の仕事につながります。
実績と経験を積み重ねる段階ですること
在宅でウェブデザインの仕事をまず始めてみたいという人は、報酬を度外視して一度仕事を受けてみましょう。ずっと安価な案件ばかりを続けることはおすすめできないものの、まずはどのような仕事であるのかを体感することが大切です。
推奨したいのがランディングページの作成です。商品の購入を促進するサイト一枚を作るというのは、とても勉強になります。こちらの仕事はフォトショップが多少使えたり、htmlの知識があれば十分に挑戦することができます。いきなり複雑なことに挑むと分からないことが多すぎて挫折しかねません。まずは自分が行った作業に対してお金が支払われるという「小さな成功体験」を積み重ねていきましょう。
企業と個人のどちらが依頼しやすい?
ウェブデザインを専門に請け負っている企業があります。しっかりとした実績のあるこういった会社へデザインを依頼すれば、期待に違わぬものが出来上がるでしょう。ただしネックがあります。それは高価なギャランティーです。
個人に依頼すれば報酬面での交渉がしやすく、融通も利きやすいといったプラス面があるのは確かでしょう。つまり信頼性が高ければ個人でやっているウェブデザイナーにも、仕事が発注される可能性は十分あるのです。
クラウドソーシングを活用しよう!
自らの実績や実力を証明できるポートフォリオを持参して、営業周りをするというやり方は今でも有効です。しかし副業でウェブデザインをしようという人からすれば、そこまで労力を使うことは考えづらいかもしれません。
そういった人達に向いているサービスがあります。それはランサーズやクラウドワークスといったクラウドソーシングです。クラウドソーシングとはクライアントと受注者のマッチングを行っているサイト。報酬の何割かを仲介手数料として運営に支払うシステムとなっています。まだ実績を積み重ねられていない人にとって、積極的に利用したいサイトです。
ウェブデザインの勉強方法
アウトプットするためには、どれだけたくさんのインプットをするかが重要です。一度ウェブデザインの仕事をした際に、浮かび上がった疑問点をメモしておきます。ウェブデザイン関連の本を読み漁ったり、ネットで調べてみましょう。無我夢中で頑張れば短期間で驚くほど成長できます。
「とてもわかりやすい!」と評判なのが、『ドットインストール』というサイトです。3分ほどの動画がたくさん用意されており、不明点などの解決に役立ちます。JavaScriptの説明などもしてくれており、ウェブデザインを初歩から学びたい人にとってうってつけのサイトといえるでしょう。
オンラインレッスンもおすすめ♪
スクールに通ってウェブデザインのことを学ぶやり方もあります。しかし本業が忙しい人は、そういった時間の捻出自体が難しいかもしれません。最近ではオンラインのスクールが増加中です。マンツーマンで教えてくれるところも多く、一ヶ月あれば基礎知識を習得することができます。在宅のレッスンであれば休みの日など、空いている時間を有効に使えるため、多忙な人にとってはありがたいサービスでしょう。
まとめ
ウェブデザインがそこまで難易度の高いものでないことが、理解してもらえたのではないでしょうか。人は自らのイメージで「ハードルが高いから無理」と考えるなど、制限を設けがちです。しかし覚悟を決めて踏み出せば、いつの間にかスキルは身についているものです。副収入があれば美味しいものを食べたり、趣味に費やすこともできるでしょう。暮らしを豊かにする意味でもウェブデザインに興味を持った人は、ぜひチャレンジしてください。