アフィリエイトは本業にも副業にも人気のビジネスで、お金を掛けずにノーリスクで始められることが魅力です。しかし、なかには「ノーリスクハイリターンなんて甘いビジネスはあるのか?」とアフィリエイトに対して懐疑的な方もいるのではないでしょうか。
実際アフィリエイトはノーリスクハイリターンの可能性はありますが、継続するには労力が掛かるので、決して簡単というわけではありません。このページでは、そんな懐疑的な目で見られがちなアフィリエイトがどのように収益が発生するビジネスなのかを解説します。
広告収入が収入源
アフィリエイトの収入源をひとことで言うと、広告収入です。アフィリエイトサイトを運営し、そこに広告を貼り付け、その広告からサイト訪問者がサービスを購入すると収益が発生します。
アフィリエイターはwebサイトを使って商品等を宣伝し、そこから売り上げが発生したらその一部を広告収入として受け取っているのです。
アフィリエイターはASPと契約する
アフィリエイターがサイトに広告を掲載する際には、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)と契約します。広告主もASPと契約しているので、ASPは広告主とアフィリエイターの仲介役を担います。図にすると以下です。
広告主→ASP→アフィリエイター
このように、広告を出したい広告主(たとえばAmazonや楽天など)がまずASPに対して広告を取り扱ってもらうよう依頼します。もしくはASP側から企業に対して広告を取り扱うことを打診します。
そしてASPに登録したアフィリエイターが、ASPで取り扱われている広告のなかから自身のサイトに合うものを選択し、サイトに掲載します。お金を支払う大元は広告主で、そこからASPが仲介料を抜いて、残る成果報酬がアフィリエイターの元に入ってきます。
なかにはASPと契約せずに直接広告主と契約しているアフィリエイターもいますが、それはトップレベルの相当稼いでいるアフィリエイターです。広告主もよほど信用力のあるアフィリエイターでないと直接契約は結ばないので、まずはASPと契約して広告を掲載し、実績を積んでいくことになります。
アフィリエイトの種類
アフィリエイトの仕組みは上述の通り単純で、広告主の広告をASPで管理し、アフィリエイターはASPに登録されている広告のなかから自身のサイトに合うものを選んで掲載します。
そしてその掲載した広告から成約すると、一部のお金が広告収入としてアフィリエイターの元に入ります。このようにアフィリエイトの収益発生の仕組み自体は単純なのですが、アフィリエイトには大きく分けて2種類あります。
具体的には、「ブログアフィリエイト」と「サイトアフィリエイト」です。収益の仕組み自体は同じなのですが、webサイトを使った戦略が大きく異なります。そのため、この2つの違いは知っておいた方が良いでしょう。
ブログアフィリエイト
ブログアフィリエイトとは、特定のジャンルに特化せずにブロガーの個性で売り込んでいく手法です。最近プロブロガーなどが話題になっていますが、基本的な収益の仕組み自体はアフィリエイターと同じです。
しかしブロガーの多くは顔や名前を出してその人の魅力で売り込んでいく傾向にあります。名前や顔を出していないブロガーもいますが、それでもその人自身の魅力でブログのファンを増やし、結果的に訪問者数、成約数が増えるイメージです。
ブロガーはファンを増やせば幅広いジャンルの成約が取りやすくなるので、その点が魅力です。極端に言えば特定の製品について深く説明しなくても、そのブロガーが使っているというだけで売れたりします。
このようにメリットは大きいですが、ブロガー自身のカリスマ性が必要になるという難しさもあります。YouTuberはYouTubeを使って動画でユーザーにアピールしますが、ブロガーは媒体がwebサイトなだけで性質としてはYouTuberに非常に近いものがあります。
サイトアフィリエイト
サイトアフィリエイトの手法を用いている人のことをアフィリエイターと呼んでいます。上記のブロガーもアフィリエイターも収益の仕組み自体は同じなのですが、アフィリエイターは自身を売り込むというよりは特定のジャンルに特化し、その製品やサービスについて詳しく解説したサイトを作り込むイメージです。
ブロガーと違って自分自身をそれほど積極的に売り込むことや、カリスマ性を発揮する必要はありません。その代りサイトの内容が詳しく説得力がなければ成約が取れないので、純粋な情報の質や読みやすさといったクオリティ勝負になります。
どちらを選択するか
ブログアフィリエイトとサイトアフィリエイトはどちらが優れているというわけではなく、自分の性格や能力と相談して選択するのが良いかと思います。たとえば、自己表現が得意、聞こえは悪いですが目立ちたがり屋の方はブログアフィリエイトに向いているでしょう。
自分を売り込んでアピールするのが仕事なので、いわゆるプロブロガーとして活躍できる才能があります。一方で、自分をアピールすることよりも情報を適切にわかりやすくまとめることが得意な方は、サイトアフィリエイトに向いているでしょう。
もちろん上記の区分方法は一例なので、今まで自分を表現するのが苦手だったが、今後ブログで発信していきたい、といった考え方でも問題ありません。人見知りブロガーといった形で、あえて戦略的に本当は自己表現が苦手だけど頑張ってやっている感を出している方もいます。
またブログアフィリエイトとサイトアフィリエイトの中間的な手法を取る方もいて、専門分野に特化して詳しく解説しつつ、自分も前面に出してアピールしていく、といった手法です。
ブログアフィリエイトとサイトアフィリエイトの良いとこ取りをするのもありですね。
まとめ
以上アフィリエイトで収益が発生する仕組みや、主なアフィリエイトの種類について説明しました。基本的なことなのでざっくりと把握しておいて、自分のアフィリエイト戦略を立てていってください。