会社に通勤してオフィスで働くのが当たり前となっていますが、子育てや介護など、仕事以外でも家庭で忙しいという方は多くいらっしゃいます。
そんな中、自宅にいたままでも正社員として仕事ができる働き方として、在宅ワークといいうものが注目され初めています。在宅ワークはどんな仕事なのか、資格は必要なのかを紹介していきます。
在宅ワークってどんな事をするの？
在宅ワークはリモートワークとも呼ばれており、パソコンさえあればオフィスでなくても、自宅やカフェで仕事ができる働き方のことです。在宅ワークでする仕事は種類によって様々ですが、ほとんどがデータ入力に関するものです。
ワードやエクセルを扱ったことのある人なら、すぐに慣れる仕事です。ただ、在宅ワークを始める前に、自分が一日何時間働けるのかを把握しておきましょう。在宅ワークを行う人の中には、一日2、3時間の短時間だけ働く人や、フルタイムで働く人もいます。
働く時間によって任される仕事内容も変わってくるので、自分が何時間働けるかは最初に決めておきましょう。
在宅ワークのメリットは？
通常の勤務体制とは違っていることから最初は戸惑うかもしれませんが、在宅ワークには魅力がたくさんあります。在宅ワークを行うことで得られるメリットについて紹介します。
家庭の都合を気にしなくていい
子どもがいる家庭では、子どもが体調を崩した際など、仕事に遅れたり休みを取ることになりますよね。勤務時間が決まっている会社勤めでそういったトラブルが起きると、家庭と仕事の両立ができず悩む人もいます。
こういったトラブルはストレスの原因にもなり、仕事はもちろんのこと、心身にも負荷がかかることも。そのストレスによって、結果的に仕事を辞めるという人も珍しくありません。
子育て以外にも、介護を理由にして仕事を諦める人もいますよね。在宅ワークは会社へ通勤する必要がないので、急に仕事を休まなければいけないという事も起きません。介護や子育てで家を離れる事ができず、仕事への復帰ができないと悩んでいる人にとって、在宅ワークは家にいるままで仕事復帰ができる方法なのです。
他にも、家庭の事情によって引っ越しをする際、仕事を諦めずに済みます。パソコン一つあれば、メールのやりとりで仕事の説明などしてもらえるので、今勤めている会社を辞める必要がないのです。
在宅ワークのデメリットについて
自分のライフスタイルで働ける在宅ワークですが、パソコンでのやり取りだからこそのデメリットもあります。会社とパソコンで連絡のやり取りをして仕事を行う在宅ワークでは、営業などの接客業が難しくなります。
お客様と直接話し合いたいという人や、デスワークよりも営業の方が好きだという人には、在宅ワークはむきません。接客や営業は、仕事をしているうえで成功すると達成感や実感もわきやすいです。そうした達成感を味わいたいという人には、在宅ワークは物足りなく感じるかもしれません。
在宅ワークで多い仕事は？
在宅ワークで多く募集している仕事は、事務的なものです。データ入力をするものがほとんどなので、実際に会社に勤務してしている時と変わらない仕事ができます。アンケートの結果をまとめる入力作業なども多いので、パソコンに慣れている人は在宅ワークに順応するのも早いでしょう。
在宅ワークの報酬について
報酬の受け取り方法には2種類あって、時間単価制と固定報酬の2つに分かれています。時間単価制の在宅ワークでは、1日何時間作業したかで単価が決められます。一度行った仕事は、その後も継続することができ、依頼を任されることも。
時間単価制なら、会社に勤めているというよりもアルバイト感覚で働くことができます。在宅ワークが初めてだという人は、まずは時間単価制のものから初めて慣れていきましょう。
固定報酬の在宅ワークでは、プロジェクトのように企画化された仕事もあり、任された依頼を決められた納期までに納品しなければいけません。時間単価制の仕事よりも、まとまった収入を得ることができます。
就職している社会人と同じ収益が欲しいという人は、固定報酬がおすすめです。ですが、固定報酬は労働時間も自然と長くなってくるので、短時間や空いた時間で働きたいという人には、時間単価制の在宅ワークをおすすめします。
報酬方法が特殊な仕事も
在宅ワークの中には、報酬単価がメンバーと相談することによって決まるものがあります。この報酬方法は、仕事の金額があらかじめ決められておらず、依頼を請け負っているメンバーの人数を見てから後で金額を決めるようになっています。
特殊報酬の在宅ワークは、最初に金額が決まっていないので、報酬がどれだけもらえるか分からないデメリットがあります。ですが、高額単価の依頼も多くなっているので、在宅ワークに慣れた頃にチャレンジしてみましょう。
必要な資格などはある？
通常就職する際にも、資格があると優遇されることがありますよね。在宅ワークにもそういった条件があるのかどうか、調べてみました。
持っていると便利なもの
データ入力の仕事が多い在宅ワークでは、やはりエクセルやワードの入力作業に慣れていると仕事もはかどります。これは資格として持っておく必要はありませんが、あれば仕事する時に重宝するでしょう。
翻訳や通訳の資格
英語を話せたり、TOEICで高得点を取ったことがあると、通常の会社では優遇される資格として認められることも。在宅ワークでは通訳の案件などは少ないですが、翻訳作業を依頼しているものは多いです。
ただし、翻訳の仕事は専門用語などが多く含まれているものもあるので、翻訳の前に専門用語の意味を把握しておく必要があります。翻訳の仕事は難易度も上がるので、依頼を受ける前に、なんの翻訳をするのかを確認してから仕事を請け負うようにしましょう。
まとめ
家庭でのライフスタイルと仕事を両立させやすい在宅ワークは、アルバイト感覚から始められる仕事です。正社員として働くこともでき、子育てや介護をしながら仕事も続けていきたいという人は、ぜひ在宅ワークをやってみてください。
