株で稼ぎたい!
株と聞くと危険、損をするというイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。もちろん、株で多大な損をしてしまった方は存在します。
しかし、自分でルールを設定し、それを守り続ければ利益を得ることは可能です。100%利益を上げることは不可能ですが、勝率を上げて株式投資の収益を狙ってみてはどうでしょうか?今回は株を副業にするうえで、おさえておきたい点をまとめました。
株の稼ぎ方は主に2種類
株はうまくいったら大きく稼げるというイメージがある方が多くいらっしゃいますが、利益を上げる方法を具体的に理解している人は意外にも多くありません。
株での稼ぎ方は2種類ありますので、一つずつ確認してみましょう。
1.安く買って、高く売るキャピタルゲイン
たとえば1株100円の株があったとします。この株を100株購入し1株150円になった時に売却すると5000円の利益となります。投資額は100株×100円の1万円、売却時には100株×150円になっていますので1万5千円です。1万5千円‐1万円で5000円の利益です。このように安く買って高く売って利益を得ることをキャピタルゲインといいます。投資の世界でよく使われる言葉なので覚えておくといいでしょう。
2.株式を購入して配当を得るインカムゲイン
キャピタルゲイン以外にもインカムゲインと呼ばれる収入のあげ方があります。株のインカムゲインとは配当金を指します。株の中には配当金を設定されているものが存在しています。たとえばA社の株は1株当たり年間で10円の配当を投資家に支払っているとします。もし自身が1000株保有していれば1000株×10円=1万円が受け取れることになります。
株で賢く節約することも可能!株主優待に注目
株で稼ぐにはキャピタルゲインかインカムゲインの2種類を挙げました。しかし、日常生活における節約にも株は役に立ちます。株の中には株主優待を設定しているものがあり、自社のサービス券や商品の割引券、サンプル品の支給などがあります。たとえば100株以上保有で500円引きのサービス券が2枚、200株なら5枚など会社によって差がありますが設定されています。食事や衣服など生活に関係する株を購入することで利益だけでなく、生活費の節約にもつながります。覚えておいて損はないでしょう。
株のメリット
稼ぎ方や節約に利用できるなどの側面がありますが他にも株にはメリットがあります。どのようなものか見てみましょう。
1.労働収入ではないので肉体疲労がない
社会人や主婦の方は毎日肉体を酷使しているといっても過言ではありません。疲れ切っている体にムチを入れてバイトをするのもいいですが、株なら肉体的な疲労を感じることはありません。動き回って稼ぐのではなく、頭を使って稼ぐのですから労働系の副業より断然疲労が少ないです。
2.投資額の数倍を稼ぐことも可能
株は国債や投資信託よりも大きく稼ぐことが可能です。
たとえばヤフー株式会社の株は1999年3月にはおよそ27円でしたが、2005年12月には720円にまで跳ね上がりました。わずか6年ほどで30倍も株価が上がったことになります。仮に10万円投資していれば、300万円の収入となります。今でこそヤフーは大手企業として君臨していますが、創業当時は一部から将来性に対して疑問視されていた事情があります。
先見の目を持つことで、大きい利益を獲得できるのが株の魅力です。
3.副業として黙認されている場合が多い
副業を秘密裏に許可している会社も多いですが、暗黙的に副業をするなという雰囲気の会社もあるでしょう。バイトや内職などは疲労が蓄積されるので、会社としてもしてほしくないと考えているためです。しかし、昔から株などの投資系は黙認されていることがほとんどです。肉体的疲労が少ないため、会社としてもそれほどデメリットがないと考えているからでしょう。
株のデメリット
メリットがあればデメリットもあります。株によるデメリットは把握していないと大損してしまう可能性もあるので注意しましょう。
1.配当だけで稼ぐなら大きな元手が必要
株でどのくらい稼ぐのかにもよりますが、大きく稼ぎたい場合は相応の資金が必要になります。たとえば株の配当は高いところでも年間2%ほどです。仮に1000万円を投資して2%の年利を得たとしても、年間およそ20万円ほどの利益。一般的には配当だけで大きく稼ぐのは難しいと考えましょう。
2.購入した株が紙くずになる可能性
株を購入すると、株価の変動が気になってしまいます。上がったときはうれしいですが、下がるとテンションがガタ落ちですし、自身の資産が減るわけですから精神的なストレスも出てくる可能性もあります。
ましてや不祥事を起こしてしまい、そのまま倒産になれば株が紙切れになってしまいます。投資している会社の動向は常にチェックしましょう。
株で利益を上げるためにしておきたい3つのこと
最初から株で利益を上げるのは難しいかもしれません。しかし、株で損をし続けている人は、3つのことを守らずに運用している人が多いのも事実です。その3つのこととは下記になります。
1.損切ラインと利益確定ラインを決めていない
2.感情に流されてしまう
3.きちんとした情報収集をしていない
損切とは自身が買った株の価格がどの程度下がったら売るという自身のルールです。株は常に上がるものではなく、上がったり下がったりを繰り返しています。
損するタイミングで売るのはもどかしいですが、次の投資に備えるためにも必要なテクニックです。
利益確定は損切とは逆にどのくらい上がったら必ず売るというラインです。売ることで利益が確定します。また上がり続ける株は存在しません。どこかで下がりますので、そのためにも利益確定をしましょう。
感情に流されてしまうというのは、株価の一時的な変動やネット掲示板などの情報で株の売買をしてしまうことを指します。情報収集をせず、周りに流されてしまうと自身の判断が鈍ってしまいます。周りの情報はあおりの可能性があるので、目を向けず公式の発表などきちんとした情報収集をもとに判断するようにしましょう。
まとめ
株=難しいと考えているかもしれませんが、意外とやってみると簡単です。株価の変動で一喜一憂することもありますが、きちんと調べて長期的に成長する点を把握できれば、利益を出すことはそれほど難しくありません。最初は大金で始めるのではなく、小さいお金から始めてみるといいでしょう。