在宅で副業ができるクラウドソーシングに注目
近年クラウドソーシングが台頭してきており、一部会社でも外注でクラウドソーシングを活用する場面が多く出てきています。クラウドソーシングとはインターネット上で仕事を依頼するクライアントと作業をする人をつなげる仕組みを指します。
仕事内容にもよりますが、完全に在宅で作業することが可能です。副業として活用している方もいれば、本業として利用している方もいます。
クラウドソーシングではどんな仕事があるのか?どれくらい稼げるか?
在宅で作業をすることが可能なクラウドソーシングですが、いったいどんな仕事があるのか?また、どのくらい稼げるのかは気になるところです。クラウドソーシングで募集されている仕事から見ていきましょう。
アプリケーション開発
JAVAやPythonなどのプログラム言語を用いてアプリケーション開発をする方を募集しているクライアントが多く存在します。アプリケーション開発を募集している場合は完全在宅ではなく、実際にクライアントの会社に行き作業をすることが多いので注意しましょう。
しかし、社員として働くよりも高収入が期待でき、仕事の内容にもよりますが報酬は30万円から70万円の間が相場となります。受注者のスキルにより相場以上の収入を稼いでいる人もいるので注目してみるといいでしょう。
記事作成
特にスキルがなくても作業できるのが記事作成です。芸能やアプリ、健康食品など様々なジャンルで記事作成者を募集しています。記事作成の魅力はほぼ在宅で作業できる点です。一部記事作成の仕事ではインタビューのために外出することもありますが、基本は在宅で作業できます。
気になる単価ですが記事作成は1文字いくらという文字単価の契約と2000文字で1000円(2000文字以上書いても1000円)という二つの契約が主なところです。
1文字単価でいうと、0.3円から0.7円が大体の相場です。こちらもスキルや記事に関する知識によっては、1文字3円以上で契約することも可能です。
デザイン作成
会社のロゴマークやサイトのデザインなどを対応してくれる方もよく募集されています。クラウドソーシングではイラストレーターやPhotoshopでの納品を希望されている場合が多いので、自身のPCにインストールする必要がありますが、こちらも在宅で作業することが可能です。
気になる単価は仕事の物量にもよりますが、最低でも1万円、時給でも2000円以上が相場となっています。単価の高い仕事であれば、30万円以上の仕事も存在しています。
サイト制作
サイト制作は外注の会社に頼むよりもクラウドソーシングで発注したほうが安く済むので、人気のある仕事の一つです。HTMLやCSS、PHPなどの理解があれば対応してみるといいでしょう。また、デザインスキルも持ち合わせていれば、さらに高い単価の仕事を受注できます。
単価はページ数によるのでピンキリですが、最低でも1万円、時給2000円以上が一つの目安になります。単価の高い仕事であれば、100万円以上も存在しています。
個人でのゲーム開発や小説の執筆
クラウドソーシングは企業だけがクライアントとして存在しているわけではなく、個人でもクライアントになることが可能です。そんな中で自身が考えたゲームや小説を制作したいとのことで発注をする人も存在します。
自分が考えたものを世に出したい、自身の楽しみのためだけに作りたいなど理由はそれぞれですが、企業からの依頼とはまた違う仕事になるので見分が広がります。
単価に関しては小説は2000文字で5000円、ゲーム開発ではキャラクタ作成やプログラム作業で10万円が目安になっています。しかし、個人がクライアントなので単価幅や作業量がまちまちです。注意しましょう。
クライアントの雑用(秘書対応)
クライアントの雑用をすることで収入を得る方法も存在します。メールでの対応やスケジュール管理、データ作成などクライアントの代わりにさまざまな雑用をします。
中にはユニークな仕事の雑用もありますので、面白い仕事に携われる可能性もあります。気になる単価ですが、時給で800円から1000円ほどの仕事が多いです。
クラウドソーシングで仕事を受注する際の注意点
さまざまな仕事がクラウドソーシングを利用していることがわかりました。便利である反面、注意することも存在しますので一つずつ見ていきましょう。
仮払いを確認後に作業する
クラウドソーシングによる問題点は、クライアントが受注者に対して報酬を支払わないケースです。納品をした後に報酬を支払わずそのまま姿をくらますなんてこともあり得ます。多くのクラウドソーシングを管理するサイトでは、仮払いというシステムを利用することで解決しています。
仮払いとはクライアントと作業者の間にクラウドソーシングを管理する人が仲介となり、クライアントが本来支払うお金を仲介者が受け持つことを指します。仲介者が報酬を保持しているため、作業者が報酬を受け取れないということにはなりません。しかし、仮払いを確認せずに作業してしまい、報酬を支払われなかったケースもありますので必ず仮払いを確認した後に作業しましょう。
仕様やルールを把握する
クライアントが依頼する仕事はさまざまですが、各々に仕様やルールが存在します。納品したにもかかわらず仕様やルールを守っていない場合は、作業が終了しても納品完了となりません。またクライアントから低評価を受けると自身の実績に傷がつきますので、仕事を受ける前に仕様やルールをきちんと把握しておきましょう。
まとめ
クラウドソーシングは便利である一方、クライアントと受注者の間でトラブルもいくつか発生しています。しかし、自身が報連相をしっかりしておけば不要なトラブルになることはそんなにありません。在宅で作業ができる、自身の得意分野を活かすことができるクラウドソーシングは、今後も注目すべき副業の形といえるでしょう。