なにか人よりも秀でた技能があれば、それを収入に変えられる時代がついにやってきました。イラスト系の仕事は誰でもできるものではありません。これだけ好機が多い状況というのは、絵心がある人からすれば願ったり叶ったりでしょう。今回は副業としてイラストレーターをしたいと願う人は、具体的に何をすればいいのかを解説します。
ライターとイラストレーターは副業に最適
文章を書くのが得意な人はライティング、絵を描くスキルがある人はイラストで副収入を得ることができます。昔は文章も絵も「一部の特別な人しか稼げない仕事」といった価値観が強かったのは確かです。しかしネットの普及によって、間口が急速に広がりました。
いまやライターとイラストは二大副業といっても過言ではありません。特に在宅時間が多い人にはおすすめです。家にいるときを作業に当てられるため、好きなことをお金に換えるチャンスがあちこちに転がっているのです。
イラストレーターは営業が命?
実績が皆無の人に仕事の受注が発生することはまずありません。これまでであれば作品集やポートフォリオなどを持って、出版社を回る必要がありました。しかし今は出版不況のため、紙媒体に関連したイラストの仕事がだんだん減りつつあります。
反対にネットを巧みに使うことによって、どんどん仕事を獲得できるようになりました。「営業が好きでたまらない!」という人は極めて少数です。誰かと対峙した際に緊張して自分を上手くアピールできない不器用な人は多数います。しかしネットを使った営業であれば、そこまで不安を感じずに踏み出せることでしょう。
おすすめクラウドソーシング
クラウドソーシングは仕事を発注したい人と、受注したい人の間に入る仲介業を行うサイトです。「隙間時間を有効に使ってお金を稼ぎたい」という人にとっては理想的なサービスです。仲介手数料が発生するので、ギャランティーの何割かを運営元に支払わなければいけません。しかしサイトへ登録しなければ、本来なら接触できないような人と繋がれます。
コンペに参加
クラウドソーシングではコンペがよく開催されています。業界二大大手といわれるランサーズとクラウドワークス内でも、頻繁にイラスト関連のコンペが催されています。
まずクライアントから提示された条件をもとに、イラストを作成して応募。そこでめでたく採用されれば、報酬が支払われる仕組みとなっています。実績がものをいう世界ですので失敗を恐れずに、どんどんコンペへ参加することが大切です。アグレッシブな姿勢は、何をする上でも大きな武器となります。
人に見せてこそ上達する!
絵を描く人の中には、シャイな人も多く含まれています。内向的であることは決してマイナスではありません。自分の世界観を構築できる時間や、コツコツ取り組む姿勢が持てることはむしろプラスに働くともいえます。もし絵のスキルをアップさせたいのなら恥ずかしがることなく、たくさんの人に見せることが大切です。
良い反応が返ってくれば創作の励みになりますし、例えマイナス面を指摘されてもそれは今後の糧となります。在宅でできることだからといって、ひとりの世界にこもりすぎず積極的に外部とアクセスしましょう。
SNSの有効活用
不特定多数の人に自分をアピールできる場であるSNS。ツイッター上で作画したものをアップしている人達も少なくありません。ツイッターを使いこなすことができれば、そこから仕事の発注が来ることもあります。
絵柄や画力を見て「ぜひうちでイラストを描いてもらいたい」と思わせることができれば勝利です。そのためにはできるだけたくさんのフォロワーとつながり、リツイートされやすい環境作りに努めてください。いまやSNSは立派な営業ツール。「仕事につなげる!」という意志を持って発信し続ければ、きっと何かが変わるはずです。
手軽に漫画デビューできる時代の到来
小説家を目指す人が投稿する「小説家になろう」「カクヨム」といったサイトがあります。絵を描く人にとっても、画力を武器に勝負できるサイトがあります。「note」では自作漫画を販売することが可能。売り上げの85.5%が取り分となります。
イラストレーターになりたいという人は、漫画制作に対して「ハードルが高い」と感じるかもしれません。しかし人を魅了する技術は、あらゆる絵描きに求められるもの。漫画にチャレンジすることは、イラストレーターにとって決して無駄にはなりません。
LINEスタンプの販売に挑戦!
LINEはスマホを持っている人のほとんどが使っているアプリです。メールや無料通話機能も便利ですが、LINEがここまで隆盛を極めるようになったのはスタンプによってです。様々なメッセージを込めて手軽に送れるスタンプにユーザーの心は躍ります。
LINEスタンプは競合が多いものの、一発当てることができれば大きな収入となります。販売金額の35%が作った人に入る仕組みとなっています。すぐお金になる確率は低いものの、自作のLINEスタンプを発売することで何らかのフィードバックがあるかもしれません。
「LINE Creators Studio」というアプリを使えば、無料でスタンプの作成や申請、販売までができるので積極的に利用しましょう。
メルカリでもイラストの販売が可能
2018年6月に上場しまだまだ勢いが止まりそうにないメルカリ。こちらでもイラストを販売することができます。結婚式に使うウェルカムボードなどを販売している人もいます。単なるイラストではなく「商品としてのアイデア」が求められる面はあるものの、たくさんの人に見てもらえるのは大きなメリットです。
まとめ
イラストレーターを副業でやっていく方法について、いくつか紹介しました。選択肢が多すぎて迷うかもしれませんが、何事もまずは動き出すことから始まります。絵は描けば描くほど上達します。自分の生み出したイラストがお金になった際の感動はひとしお。チャンスを掴めるように日々、腕を磨きアンテナを張り巡らせましょう。