副業を始めると体力を消費したり、睡眠時間を大幅に削ることになってしまいます。
もう少し消耗しない副業はないの?と考えたときに、多くの人が行き着くのが投資です。
副業として投資をする場合、きちんと利益をあげられるのでしょうか?また本業の会社には副業として注意されることはないのでしょうか。詳しく説明します。
投資は副業に当たらない
本業以外にお金を稼げるもの全般を副業と呼びますが、一般的な会社の就労規則等では投資は副業に当たりません。投資は不労収入にあたり、不動産収入などと同じ扱いになります。
副業には当たらないため、投資による収入があっても会社から注意を受けることはほとんどありませんが、投資に多くの時間を使って寝不足になっているなど、本業の業務に大きく影響する場合は注意を受けることがあります。
副業としてできる投資にはどんなものがある?
本業を持ちつつ副業で投資をする場合、どのようなタイプの投資が考えられるでしょうか。
株
投資と聞くと一番に思いつくのが株だという人も多いでしょう。
株式投資は資産運用としてもポピュラーなので、副業のつもりはないけれどすでに始めているという人も少なくありません。
1万円からでも始められますが、この金額では大きな利益を産むことはできません。またどの銘柄が上がるのかを予想するのは素人では困難です。会社・業界に関する情報に長けている必要があり、情報収集が好きな人には向いています。
FX
他の投資よりも手数料が安くすみ、24時間取引できるため、副業で始めやすいのがFXです。高金利の通貨を購入すれば、スワップポイントという金利をほぼ毎日受け取ることができるので、モチベーションも上がります。
ただ、副業でFX投資をするのであれば、一度に大きな利益を求めてはいけません。
FXは10万円の投資金額を証拠金として、レバレッジ比率10倍に設定すると100万円分の通貨を購入することができます。しかし当然損をした場合も10倍になるのです。
FXで大きな利益をあげた人のほとんどは、レバレッジを利用した取引によるものです。しかし副業でレバレッジ取引をするのはリスクが高すぎるでしょう。
上場投資信託
投資信託なんて大げさな、と感じるかもしれませんが、個人で手軽に行えるETF(上場投資信託)というものがあります。株と投資信託の良いとこ取りとも言われており、始めてみるとやりやすいという声も少なくありません。
メリットとして、エネルギー資源から不動産まで様々なものに投資ができるため、自分の興味のある分野に投資しているという満足感が得られる点が挙げられます。
また銘柄によっては1株からの取引も可能なので、とりあえずやってみたいという人にも向いています。
デメリットは上場が廃止される可能性がある、売買手数料が高めである、運用会社に運用手数料として信託報酬を支払う必要がある、という点です。
副業で投資を始める前に心に決めておきたいこと
副業での投資は「本業がある」という安心感から気軽に始められます。しかし、気を付けておかなければいけないこともあるのです。
始める前に勉強
副業といっても、投資には軍資金が必要です。損しないためにはどうすれば良いのか勉強しておく必要があります。
利用方法や利益が出る仕組みというような基本的なものから、コツなど投資に関する本をいくつか読んでみましょう。
損をしても困らないような少額から
投資を始めよう、と思い立った瞬間に、貯金の全額をつぎ込んでしまう人がいますが、これは大きな間違いです。副業なのですから、始めからそんなにリスクを背負ってはいけません。「ちょっとお小遣いを稼げればいいな」という気持ちで始めて、様々なことを勉強しながら、投資の知識を身に付けていくのです。
また増資したいと思ったときは、投資によって得た利益の中から増資をしていきます。
「こんなに増えるんだから、貯金を切り崩してでも」と思ってしまうと、失敗したときに貯金すらないという状況になってしまうからです。
貯金は崩さない、お金をドブに捨てるつもり、で気負いせずに始めるのが良いでしょう。
副業で投資するなら長期的な投資を
投資で稼いでいる人と聞いて、どのような姿を思い浮かべるでしょうか?
多くの人はパソコンのモニターをいくつも並べて、その前に張り付くようにして画面を見ている姿を想像してしまうでしょう。
この行動は短期の投資の際のアクションであり、小さな価格の変動も見逃さないように、という行動です。
本業がある人はずっとパソコンの前に張り付いていることは不可能です。そうなると短期の投資は他の人に比べて不利となります。それならば長期的に投資をして数日〜1週間に一度、様子を見るようにした方が気が楽になります。長期的に見ると一時的に大暴落しても大丈夫です。
2つの視点から投資を見る
投資を、今日はいくら増えたのか、減ったのかと考えながら見ていると、いつが買い時で、売り時なのか見逃してしまいます。2つの局面から見てみましょう。
いくらで仕入れて、いくらで売るのか
投資とは、目には見えないものを仕入れて売る、という行為です。つまりあなたは小売店と一緒です。商品は欲しい人が多いか少ないかで価格が変動するものですが、フリマやオークションアプリを利用したことがある人ならば、同じような経験をしたことがあるでしょう。
もっと、もっとと価格を追いすぎると結果として損をすることもあります。いくらで仕入れたものをいくらの時に売るのかと考えて決断しましょう。
同じ銘柄を見ている人との心理戦
副業で投資をしている人も、投資を本業としている人も、見ているものは一緒です。小口だからいつも損をするという訳ではありませんし、大口だからいつも有利というわけでもありません。
ただ、副業で投資をする場合には大口の投資をしている人が次にどのように動くのか、と先読みして動いていくことが利益をあげる方法だと言えます。価格が上昇中でも大口の投資家が売ってしまったら、値が下がってしまうからです。そういう意味では大口の投資家と心理戦をしなければいけないのです。
まとめ
副業で投資をして大きな額を稼ぐのは大変なことです。コツコツと不労収入を得るという心構えで始めると良いでしょう。コツコツと不労収入が得られる副業としては、アフィリエイトもおすすめです。アフィリエイトならお金が減るリスクが少なく、より安全な副業だと言えます。