副業を始める際、ネックとなるのがリスクです。副業にはいくつかの種類がありますが、どんなものがノーリスクで始められ、お金を稼ぐことができるのでしょうか。また、リスクはお金と時間という2種類に分けられます。両方の局面から見て自分に合ったものを探すようにしましょう。
リスクにも2種類あるーお金と時間
リスクというと、一般的にはお金のリスクを指すことが多いでしょう。しかし副業を始めるにあたってよく考えなければいけないのが、一定の金額を稼ぐためにどれくらいの時間がかかるのかという時間のリスクです。コツコツと地道な仕事は、時間の観点ではリスクが高いと言えます。
アルバイトを例に考えてみよう
まずはリスクを見えやすくするために、コンビニやファミレスのアルバイトを例に考えてみましょう。これらのアルバイトは多くの人が経験するもので「これくらいの時間とお金のリスクならバランスが取れている」と考える基準となります。
Aさんはアルバイトで月に5万円程度稼ぎたいと思っています。バイトの全国平均時給が1000円程度なので、週に13時間程度を費やすことになります。
また多くの場合制服は貸与されますが、靴などの小物は自前で用意することが大半です。安いところで探したとして、初期投資が5000円ほどかかります。他にも交通費が全額支給ではないこともありますし、休憩時に飲み物や食事をすることを考えると、月に5000円ほど経費がかかっています。
お金のリスクが大きいもの
上記のアルバイト例に比べてお金に関するリスクが高い、在宅でできる副業を集めてみました。
投資
お金のリスクの大きな副業として、一番に思いつくのが投資でしょう。投資の場合は初期投資の金額が大きい上、そのお金が減ってしまう可能性があるのでお金に関するリスクが大きいと評価されます。
反対に副業で投資をしている人が週に13時間もかけることは少ないと思うので、時間はほぼノーリスクだと言えます。
フリマアプリやせどり
フリマアプリで自分の不用品を売っている間はお金のリスクはありませんが、コンスタントに稼ぎ続けようと思ったら、商品を仕入れて売るということをしなければなりません。
小売業と同様に仕入れにかかる投資が必要ですし、大量に在庫を抱える可能性もあります。商品代以外にも送料が必要となり、商品価格とのバランスが問題です。
仕入れや写真の撮影、ハンドメイド品を売る場合は制作時間もかかりますし、すぐに売れるわけではないので報酬を得るまでに時間がかかることもあります。時間的にもノーリスクではないと言えます。
時間のリスクが大きいもの
時間のリスクが大きい在宅での副業とはどのようなものでしょうか。
ポイントサイト、アンケート
少し前までネットでできるお小遣い稼ぎとして大流行をしていたポイントサイトですが、月に5万円稼ぐことは大変難しいでしょう。月に5000円ほど稼げれば良い方だとされていますし、毎日1時間程度を副業に使うことになります。
しかしお金の面ではノーリスクです。初期投資はありません。インターネット通信料がかかりますが、多くの人が定額プランで利用しているので問題ありません。
クラウドソーシング
クラウドソーシングサイト上にあるものには、様々な価格帯のものがありますが、ほとんどが時間がかかる割に報酬が低いものです。
中には副業として成り立つ高額報酬の案件もありますが、誰でもできるようなものではありません。
また、受注する仕事内容によってはソフトや機器が必要となり、初期投資が必要な場合もあります。
スキルや時間を提供するもの
すでに身につけているスキルを提供するので、追加でお金を投資する必要はありません。しかし、レッスン系であれば教材の準備や一回のレッスンの流れを考える時間が必要です。報酬が発生しない時間も働いていることになり、時間のリスクが高めです。
時間とお金のリスクが少しずつあるもの
お金も時間もそれぞれ少しずつリスクがあるものの、多くの人がバランスが取れていると感じている副業がアフィリエイトです。アフィリエイトは時間もお金も初期投資が必要なタイプだと言えます。
お金の初期投資と言えば、ブログ等の立ち上げのためにかかる経費です。多くの場合がサーバーをレンタルし、安定したサイトの運営のためにお金をかけています。
時間の初期投資というのは、アフィリエイトは長くサイトを運営することで来訪者が増え、広告収入が増えるという仕組みです。
運営し始めてすぐの頃は報酬も少ないので、サーバー代などの方が高くなり赤字になることもしばしばあります。しかし報酬が少ないからと3ヶ月程度でやめてしまったら赤字のまま終わることになるので、最低1年は運営すると決めて始めることが大切です。
アルバイトと大きく違う点は在宅。これはメリットとして考える
ノーリスクで始められる副業は何か、というのをリスクの種類ごとに紹介してきました。あなたにとって、お金と時間のどちらが大きなリスクになると感じましたか?これを読んだ人の中には「それならコンビニバイトの方がリスクのバランスが取れていて良い」と感じた人もいるかもしれません。
しかし会社員が副業としてやるのであれば、コンビニバイトよりも在宅のものをお勧めします。なぜなら時間の融通が効き、体力の消耗が少ないからです。本業の終業後4時間コンビニでバイトすると考えると、帰宅は何時になるか考えてみてください。時には時間通りに仕事が終わらないこともあるでしょう、その場合はどうしますか?続けられそうでしょうか?
自分にとってはコンビニバイトの方がノーリスクだと感じても、長期的にみると在宅の副業の方が”リスク”が低いことが良く分かります。始める前にシミュレーションをしてみましょう。
まとめ
副業にとってノーリスクとはどういうことかを、コンビニバイトと比較しながら紹介しました。今回紹介したもののうち、多くの人がリスクのバランスが取れていると感じるものがアフィリエイトです。アフィリエイトなら投資よりも少ない金額で始められ、1日1時間程度の副業で一定の収入を得られるようになります。完全にノーリスクの副業はないので、自分にとってバランスが良い副業をするのが良いでしょう。