商品レビューを書く「ライティング」のお仕事
レビューと一口に言っても、商品レビューやら体験レビューやら色々な種類があります。
共通するのは利用した感想を書く、あるいは喋るという事。
普通はその商品やサービスを利用した感想を書く、というものになりますが、中には特定の企業に依頼されたり、あるいはアフィリエイト報酬が設定されている広告記事なんかで執筆することもあります。
「やらせ」や「サクラ」のようにも思えるかもしれませんが、いくら依頼で執筆するからと言ってもあることないことを書いて手放しに褒めるような事はしません。
100%褒め称えるようなレビューは逆に信憑性に欠けますし、嘘偽りを書いても実際に利用した人にはバレてしまいます。
そのあくまでもその商品、サービスがどういったものかを紹介するためにレビュー記事や広告記事を依頼するわけです。
利用する側の人も、はなからやらせやサクラだと思わずに、その商品やサービスにどんな特徴や長所があるのかを調べる程度には役に立つ、と考えておくと良いでしょう。
さて、そんなレビュー記事を執筆するお仕事を「ライティング」と言います。ライターという単語を聞いたことがある方も居るでしょう。
ライティングのお仕事をする人をライターと言います。プロのライターがいれば、アマチュアのライターも数多く存在しています。
その多くは学生や主婦なんかの副業だったり、あるいは在宅バイトの1つとして手を出した方だったりします。
レビューのバイトも、ライティング経験が無くても受けられるような案件が多く、内容も難しくないためライティングに興味のある方におすすめです。
記事の文字数も、多いものは5000や万単位のものもありますが、中には500文字程度の簡単なものもあるため、比較的手を出しやすいといえるでしょう。
レビューバイトを始めるにあたって知っておくべきコツ
それでは実際にレビュー記事やレビュー関係のバイトをする際に知っておくべきコツを紹介しましょう。
まずは「デメリット・欠点は自然と混ぜるように書く」ことです。
前述の通り、別にレビュー記事というものは100%良いことだけを書く必要はありません。
本当に何一つ欠点が見当たらないという場合でも無い限りは、1つ2つのデメリットはレビューに信憑性を持たせるために盛り込んでおくべきです。
しかし、そのデメリットを強調するように書いてはいけません。
何事も悪い所は良いところよりも印象に残りやすいのです。
いい人よりも悪い人の方が印象的だったり、良い事件より悲劇的な悪い事件の方が記憶に残ったり。
ではどうすれば良いのかと言いますと、文章中に自然と織り交ぜるようにしてデメリットや欠点を書く、という方法を使います。
例えばこういった長所があるという文を書き、長所の部分は”・”や”●”などの記号を使い強調して書いた上で、「ただちょっとした欠点として~のような点があります」という風にしてさり気なく書く事でデメリットも印象強く残らないようにすることができます。
記事において大事なのはメリハリ、あるいはインパクトと言い換えることができるでしょう。
ただの文章、されど1つの記事としてまとまった文章はある意味で1つの作品だと言えます。
物語に起承転結が必要なように、レビュー記事にも相応の読み応えというものが求められます。
小学生の感想文のように、「美味しかったです。」だけでは読んでいて面白みもありません。
「どのような味、どのような香り・食感がするのか」とか、見た目についての感想、価格に関しての感想など様々な要素を記事内に盛り込み、文字の大きさなどを自由に設定できる案件であるなら、特に強調したい部分を色文字や大文字にするなどといった方法で記事にメリハリを持たせましょう。
たったそれだけでただ感想を書き連ねた文章よりもずっと引き込まれる文章に変わるはずです。
そして最後に冗長過ぎないことです。
同じことをくどくどと長く続けられるとダレてしまいます。
この冗長になるというのは、文字数の多い記事でよくありがちな問題です。
例えば設定されたキーワードから得られる情報量が少なく、どうしても1つの事を引き伸ばして書かなければ文字数が合わないという場合もあるでしょう。
そういった際は「類似した情報を探す」という手段を取る事をおすすめします。
一例としては、食べ物の商品レビューを書く際に、同じメーカーの類似商品との関係性を出したり、あるいは他社の類似商品との比較をしたりといったような形になります。
ただし注意点として、比率をしっかりと考えておく事が挙げられます。
いくら関係性があるといっても、違う商品の事の方が詳しく書かれてしまっていては、いったい何の商品のレビューなのかわからなくなってしまいます。
レビューバイトって儲かるの?
最後にバイト・副業をするなら気になるのが「お給料」です。
レビュー記事のバイトといってもいくつか種類があります。
まず1つ目はアフィリエイト記事。
いわゆる広告収入なんかに当てはまるもので、対応した商品の記事を作成し、その記事に貼った商品広告から商品が購入されることで、アフィリエイト報酬を手に入れることができるというもの。
自主的に案件を見つけるという方法のため、バイトとは少し違うかもしれません。
価格は本当に様々で、案件ごとに数百円だったり高くて数千円の案件もあります。特徴としては、あくまで広告から商品広告されることで収入が得られるため、書くだけでは利益を得られないということ。
ただ、他の方法とは違い、継続してある程度の利益が生まれることもあります。
次は記事作成代行依頼サイトから案件を見つけるという方法。
アフィリエイト案件を見つける方法と似ていますが、あちらはアフィリエイト報酬を得るために広告を貼っておく事さえできるのであれば、正直あまり記事の質は問われません。もちろん購入意欲を煽るような記事の方が良いのですが、極論関係のない事を書いていても記事としては成立します。
それに対しこちらは、実際にレビュー記事という商品を執筆しなければならないため、依頼しているクライアントがOKを出せるような記事を完成させる必要があります。
こちらも案件によって報酬額は様々、といっても相場は大体「1文字1円」と決まっており、そこから1文字0.5円や、最低800文字以上の記事で800円固定といった風に報酬額設定が変わってきます。
こちらは執筆が完了し、OKが貰えればその記事を納品し、報酬を振り込んでもらうという形で収入が得られるため、アフィリエイトよりも確実に稼げますが、その時点で終了するため、継続して収入を得るためには別の案件を探さなければなりません。
まとめ
以上、レビューバイトのあれこれについて解説しました。
レビュー募集はやらせ、そんな考えをしてしまう人も居るでしょう。
しかし必ずしも絶賛させるわけでは無く、悪いところもある程度語り、その商品の長所や強みを宣伝するために行うという事を覚えておきましょう。