副業をしたい人、する人が増えてきて注目を浴びるようになったのがマッチングサイト。具体的な利用方法と、それぞれのサイトの特徴をまとめてみました。副業を探している人は自分に合ったマッチングサイトを探すところからはじめてみましょう。
マッチングサイトって、どんなことができる?
副業をする時「自分にはどんな副業ができるだろう」と考えます。そして、どんな副業があるの?と思うのです。投資やアフィリエイトは初期投資も必要だし、今持っているスキルを生かしたい、と思ったらマッチングサイトを利用します。
マッチングサイトと言っても様々あります。初心者向けの案件を多く扱っており、案件のカテゴリーも様々な総合型サイトから、デザイナーやエンジニアといった特定の業種に限った案件を掲載しているサイト、また総合型サイトだけれどスキルも重視しているプロが副業をしたいときに利用するサイトなどです。
近年、副業といえば在宅ワークが主流になってきているので、ほとんどがクラウドソージングの形式を取っています。クラウドソーシングとは群衆(crowd)と業務委託(sourcing)を組み合わせた造語で、インターネットを通して不特定多数の人に向かって業務委託をします。発注者とは仕事一本ずつ契約を結び、必要あれば秘密保持契約も結びます。
マッチングサイトの利用方法
副業でマッチングサイトを利用する際の大まかな流れを紹介します。
利用したいマッチングサイトの選定
上記した通り、マッチングサイトにもいろいろな方向性があります。サイトごとの特性は後述しますが、実際に見てみて、自分に合っていそうなサイトを選定します。副業の場合、最初は収入が安定しないので、複数選んで利用しながら一つに絞っていく方法でも構いません。
登録
サイトの表示に従って登録を進めます。アカウント名は本名でなくても構いませんが、住所氏名の欄にはきちんと本名を登録してください。また免許証など身分証明書の登録を行う場合がほとんどです。これらは税金の源泉徴収や秘密保持契約をサイト上で行うために必要です。身分証明書を登録しなければ引き受けられない仕事もあります。
また給与の支払いを受ける銀行の登録もします。銀行によって手数料が違う場合もあるので注意します。
面接
マッチングサイトがワーカーを面接することもあります。また発注者が面接を望む場合もあります。仕事内容は在宅で良くても一度話しておきたい、信用できる人なのかを知りたいという場合です。実際に会うこともありますが、動画通話サービスを利用して行うことも多いです。
仕事の受注
仕事の受注スタイルには「タスク型」と「プロジェクト型」があります。
タスク型
タスク型は仕事を早い者勝ちで受注するスタイルです。
プロジェクト型
プロジェクト型の案件は募集に対し、仕事を受注したい人が応募して、その中から発注者が誰に発注するのかを決めるスタイルです。応募メッセージと自分の仕事の履歴で書類選考が行われます。
プロジェクト型は実際に仕事を開始するまでに時間がかかりますが、発注者がワーカーを気に入れば次の案件を紹介してくれることもあり、収入の安定につながります。同時に複数の案件に応募することもできます。
納品、支払い、銀行へ振込
成果物を指定された方法で納品し発注者に確認してもらいます。修正が必要であれば対応し、発注者のOKが出れば支払いされます。副業の場合、毎日時間が取れないこともあるので、納品、修正依頼、修正などの工程で時間がかかってしまうこともあります。
クラウドソーシングでは発注者が支払った報酬をサイトが預かっています。自分に都合の良いタイミングで銀行振込手続きをしましょう。
どんなマッチングサイトがある?
副業向けのマッチングサイトを集めました。あなたに合うものはありますか。
総合型(初心者向け)
ランサーズ
10年の運営実績を持つ、業界最大手。どんな仕事も受注できる。
クラウドワークス
メディアにも頻繁に取り上げられているマッチングサイト。
ビズシーク
クラウドソーシングサイトは仲介やお金の管理料として手数料が20%程度必要になります。しかしビズシークは最大10%、半分で済むのです。
workshift
外国人登録者が多く、言語や海外の案件が多く取り扱われているマッチングサイト。言語スキルを生かして海外とのやり取りを希望する人におすすめ。
総合型(プロ向け)
プロの副業
総合型ながら、エンジニアやデザイナーなど高度なスキルを持った人のための案件を取り揃えています。
スキル特化型
限定的なカテゴリーの仕事のみを扱うクラウドソーシングサイトを紹介します。総合型よりも厳しい審査基準があります。
記事制作「サグー」
ライティングに特化したサグーは、ライターを成果物の質などでランク分けしており、ランクごとに報酬にボーナスがついたり、高ランクのライターのみが受注できる案件があるという特徴があります。
翻訳「gengo」
翻訳の仕事に特化したgengoは37の言葉を扱っています。ワーカーはサイトの厳しいテストを受けてから採用されており、翻訳レベルの高さに定評があります。
エンジニア「Midworks」
フリーランスエンジニアのためのサイトです。フリーランス向けの福利厚生を整え、安心して働けるよう整備しています。保険料はワーカーとMidworksで折半します。
デザイン、アート系
99designsはロゴや広告、パッケージデザインに、PIXTAは写真やイラストに、izmakerは音楽や動画に特化したサイトです。
他にも経理のTAX RABBIT、服のリメイクのnutteなど本当に様々なスキルが必要とされています。
まとめ
副業のマッチングサイトは副業をしたいけれどなかなか希望の職種が見つからないと困っていた人たちに大いに役立ちました。今後、政府が副業を推進していくことを考えると、マッチングサイトはさらに増え、スキルに特化したサイトが増えると考えられます。