アフィリエイトの手法の一種として、ツイッターアフィリエイトというものがあります。ツイッターアフィリエイトはその名の通りツイッターを用いたアフィリエイトです。アフィリエイト市場は変化が激しいですが、ツイッターアフィリエイトはここ数年で大きくあり方が変わっています。
このページでは、ツイッターアフィリエイトの手法や変化について解説します。
ツイッターアフィリエイトの変遷
ツイッターアフィリエイトが稼げると話題になり、実際稼ぐ人が多かったのは2010年~2013年頃でしょう。厳密にいつからいつまでと断言することは難しいのですが、今よりも数年前の方がツイッターアフィリエイトで稼ぎやすかったことは間違いありません。
というのも、ツイッターが市場に普及し始めた頃はまだツイッターやASPからの規制が甘かったため、アフィリエイトを直接ツイッターに入れて拡散することが可能だったからです。
ツイッターで広告を拡散すれば、広告がクリックされてそこから成約につながる可能性も高くなります。たとえば10万人に拡散すれば、1%の人が成約しても1,000人です。成約単価が1,000円で100万円儲かる計算になります。
このように、ツイッターで広告を拡散すれば稼げる可能性が高かったのです。実際この方法で高額稼ぐアフィリエイターが多く、ツイッターは稼げるツールとして知られていました。
しかし、ツイッターは本来人と人が交流を図るツールなので、ビジネスツールとして稼ぐものではありません。ましてやアフィリエイターが広告を拡散すると一般のユーザーが健全に楽しむことが難しくなるので、ツイッターは広告の拡散等をスパム行為として取り締まるようになりました。
ASP側もツイッターでの拡散というスパム行為に広告が使われると風評被害があるので、現在は取り締まっています。単純にツイッターで広告を拡散するだけのツイッターアフィリエイトで稼ぐのは現状難しいと言えます。
稼ぐ前にツイッターやASPからアカウント凍結等のペナルティを受ける可能性が高いです。
2018年以降のツイッター活用法
ツイッターで広告を拡散する、BOTで自動的にフォロワーを増やす、といった方法では今後稼ぐことは難しいです。不可能ではありませんが、ツイッターやASPとのいたちごっこで、アカウントを凍結されてはまた作っての繰り返しであまりおすすめできる方法とは言えません。
しかし、だからといってアフィリエイトにツイッターをまったく使わない方が良いというわけではありません。あくまでもwebサイトを主軸にし、記事の更新等やメルマガ発行のお知らせをツイッターで宣伝するような使い方が現在主流になっています。
ツイッターで広告を拡散したりツールでフォロワーを増やすのはスパム行為の規制対象ですが、サイトやメルマガの宣伝をする分には問題ありません。また自動投稿等に頼るのではなく、ツイッター上できちんとフォロワーとコミュニケーションを取っていればビジネス目的の使用そのものがNGというわけではないのです。
ツイッターから直接的に収益につなげるような広告掲載やツールによる自動投稿は規制の対象ですが、ツイッターを宣伝に活用するという間接的な使用方法ならOKということです。
なぜ直接的な収益化がNGで間接的ならOKなのかと言われると、明確な答えはありませんが、現状ツイッターやASPのルールがそのようになっています。あからさまにツイッターでお金稼ぎをするのは本来の使用目的から大きく外れるが、間接的であれば許容範囲といったイメージでしょうか。
インスタグラムやフェイスブックも同じ
ツイッターは上記の通り昔は広告の拡散で稼げていましたが、現状その方法で稼ぐのは難しいです。稼げないわけではありませんが、規制とのいたちごっこであまり得策ではありません。
これはツイッターに限った話ではなく、インスタグラムやフェイスブックでも同じです。フェイスブックに関してはツイッターと同時期かそれよりも前からアフィリエイトに利用されていましたが、インスタグラムに関しては比較的新しいです。
ツイッターの規制が厳しくなってきたときに、アフィリエイターがインスタグラムをお金稼ぎ目的に使用するようになったのですが、現在はインスタグラムも広告掲載等のスパム行為に対しては厳しくなっています。
ツイッター同様サイトの宣伝に活用するのが現状の正しい使い方と言えるでしょう。ただしインスタグラムはツイッターやフェイスブックに比べると画像がメインのSNSなので、文章だけで投稿しても見られない可能性があります。
そのため、特に画像を多く使用しているサイトやブログでの活用が有効でしょう。
通報される可能性がある
ツイッターに限った話ではありませんが、SNSは暇つぶしや気分転換に使用する人が大半。その際に、広告ばかりの投稿があったらどう思うでしょうか。嫌なら無視すれば良いだけの話なのですが、人によっては不快に感じて運営に通報します。
通報されると注意勧告やアカウント凍結につながるので、SNS使用者の意図を組んだうえで、過剰な宣伝は避けるようにすると良いでしょう。広告を貼らなくても宣伝が過剰になれば通報される可能性や運営に目を付けられる可能性があるので、その点はある程度意識しておいた方が良いです。
とは言ってもSNSを使ってアフィリエイトしている人は多いので、みんながみんな目を付けられてペナルティを受けるわけではありません。不快に思う人がいることや通報されることを知ったうえで、バランスよくアフィリエイトの宣伝を入れていくと良いです。
まとめ
ツイッターアフィリエイトの歴史と現状について紹介しました。ツイッターも含めてSNSでのアフィリエイトはグレーゾーンで、あからさまな広告拡散は基本的にNGです。ただしサイトの記事更新の宣伝やメルマガとの連動は許容範囲内なので、積極的に活用していった方が収益アップのチャンスが生まれます。